ロシアの顔、エルミタージュ美術館
300万点にのぼる美術品を所有するエルミタージュ美術館は、展示室だけ歩いても20km以上にもなります。また、歴代ロマノフ王朝の御所(宮殿)として華やかな歴史の舞台だったエルミタージュ美術館はピョートルの間、エカテリーナ女帝の居室、最後の皇帝ニコライ2世一家の居室、聖ゲオルギーの大玉座など、公私の場所2階のフロアを中心に見ることをおすすめしています。少なくとも見学に2日間はと思いますが、最低でも1日観光をおすすめしています。1703年自分の名前をつけたピョートル大帝(1世)のサンクトペテルブルグは新首都として、貴族も商人も宮廷もモスクワから移らせ、ピョートル大帝が1721年に作り始めた御所は1762年春からピョートル3世と皇后エカテリーナが完成したばかりの宮殿に住みはじめ、貴族たちも伺候させ、政治と社交の華やかなうたげの場所。皇帝や貴族たちの夏は、郊外に宮殿を作り、長い冬は御所で過ごしたので冬の宮殿と言われた。まもなく夫をクーデターで暗殺した妻エカテリーナはドイツ出身ながらロシア女帝になり、エカテリーナ2世となった。その2年後、趣味で始めた絵画コレクションは宮殿の東側を増築しお気に入りの側近たちと楽しむまま増やしていった。増築した建物をエルミタ−ジュ(居心地の良いプライベートな離れ家、隠れ家)と名づけたが、母屋までコレクションを広げたので、宮殿すべてをエルミタージュといわれるようになる。増築を重ねたエルミタージュ冬の宮殿は1852年孫のニコライ1世の晩年に完成した。幾多の華やかな歴史の舞台は1917年10月レーニン率いる革命軍により歴史は終わり、世界に冠たる国立美術館としてまた子供の教室やセミナーも常設され、今に至っている。弊社団体・フリーツアーにご参加の皆様には弊社作成した「エルミタージュ冬物語」(内部地図付き)とガイドブック:地球の歩き方「ロシア」をもれなくプレゼントしていますので資料購入の必要はありません。
株式会社ロシア旅行社
添田
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ピョートル大帝 エカテリーナ2世   ニコライ2世
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黄金の客間 閨房